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「ださいたま」ではなく「たさい(多彩)たま」!?の魅力

2022年04月22日(公開日:2022年4月22日)

埼玉県は”何もない” ”魅力ない”どころか「ださいたま」とまで言われることがありますが、もちろん埼玉県にだって誇れるものはたくさんあります!
自虐ネタが満載な映画『翔んで埼玉』が大ヒットしたことで埼玉県の注目度・認知度が上がり他県の方が埼玉県に興味を持った人も多かったのではないでしょうか?
毎年発表されている『都道府県魅力度ランキング』などに惑わされず、まだまだ伸びしろが大きい埼玉県の魅力について【観光】【グルメ】【企業】【祭り】4つの項目に分け紹介していきます。

なぜ埼玉県は「ださいたま」と言われるの?

「ださいたま(ダ埼玉)」という言葉を聞いたことがありますか?
『翔んで埼玉』にもチラッとこの言葉が出てきたようですが‥ 1980年の初め頃に埼玉県は野暮ったい・垢抜けないから”ダサい”と”埼玉”で「ださいたま」とタモリが考え広めた造語なのです。

その影響があったのか?なかったのかは定かではありませんが、ブランド総合研究所が毎年発表している『都道府県魅力度ランキング』ではワースト5の常連である埼玉県。

≪魅力度ランキング順位の推移≫

2009年:43位 2010年:43位 2011年45位 2012年:40位 2013年:45位 2014年:42位 2015年:46位 2016年:39位 2017年:44位 2018年:43位 2019年:41位 2020年:38位

(図)※引用:ブランド総合研究所 第 15 回「地域ブランド調査 2020」

2020年は過去最高順位の38位となった埼玉県!
「ださいたま」のイメージが薄れ?注目度が上がってきたことでイメージアップが徐々に図れているのではないでしょうか。

そして、もう一つ気になるデータがあります。

(図)※引用:ブランド総合研究所 関係人口の意識調査

先ほどと同じくブランド総合研究所が発表した「関係人口の意識調査2021」では、埼玉県が関係人口の訪問率1位に!埼玉県の訪問率66.1%というのはおよそ3人に2人が年に1回以上埼玉県に訪問していることを意味しています。

※関係人口‥出身者(居住者除く)と応援者(出身者・居住者以外でその都道府県を応援したい人)の両方

なんだかんだでみんな埼玉が大好きなのでは?
これから紹介する魅力を知ればもっともっと埼玉県に興味が出てくるはずですよ。

埼玉の魅力① 埼玉県の観光

埼玉県のわざわざ足を運びたくなる観光スポットを紹介します。

埼玉古墳群(行田市)

埼玉県の県名発祥の地である行田市”埼玉(さきたま)”にあるのが、8基の前方後円墳・1基の円墳の大型古墳からなる埼玉古墳群。狭い範囲に9基の大型古墳が密集しており全国でも屈指の古墳群です!令和2年3月には埼玉県内初の「特別史跡」に指定されました。
古墳群の1基である稲荷山古墳から出土された金錯銘鉄剣をはじめ、神獣鏡、硬玉勾玉、金銅帯金具等は国宝に指定されており、さきたま古墳公園内にあるさきたま史跡の博物館で見ることができます。

歓喜院(熊谷市)

高野山真言宗の寺院であり日本三大聖天の一つである歓喜院は地元では「妻沼聖天山」とも呼ばれ、治承3年(1179)に創建されました。本殿の「聖天堂」は日光東照宮を彷彿させる本格的装飾建築が美しく、平成24年7月9日に埼玉県唯一の国宝建造物に指定されました。
付近にでは長いいなり寿司である妻沼名物グルメ「妻沼のいなり寿司」を販売するお店もあるので参拝のお供にいかがでしょうか。

秩父、長瀞

埼玉県の観光地と言えば秩父・長瀞エリアは外せません。秩父エリアでは「羊山公園の芝桜」、運が良ければ雲海が見える「美の山公園」、冬の人気スポット「三十槌(みそつち)の氷柱」などなど、長瀞エリアでは「長瀞ライン下り」「長瀞岩畳」など豊かな自然を満喫できるスポットと地域ならではのグルメで楽しめる人気エリアです。

川越

情緒溢れる街並みが広がる川越エリアは小江戸・川越とも呼ばれ多くの観光客が訪れます。観光客向けの着物レンタル店も多いので「時の鐘」や「喜多院」「菓子屋横丁」など着物で川越散策を楽しむのも素敵です。川越名物の芋菓子やうなぎを是非堪能してください。

巾着田(日高市)

日高市には高麗川に囲まれた巾着のような形の平地である巾着田で四季折々の花を楽しむことが出来ますが、その中でも秋の曼珠沙華(マンジュシャゲ、ヒガンバナ)の群生地は辺り一面が真紅に染まり多くの人がその美しさに魅了されています。

埼玉の魅力② 埼玉県のグルメ

埼玉の今すぐにでも食べたくなる絶品グルメを紹介します。

うどん

埼玉は隠れた”うどん王国”と言われており、うどんの生産量は香川県に次いで全国第2位!さらに、埼玉県内には20種類以上のうどんがあります。ここ数年で注目されているのが肉汁などのつけ汁で食べるコシの強い「武蔵野うどん」。他には渋沢栄一の故郷深谷市の「煮ぼうとう」や川島町「すったて」、鴻巣市「川幅うどん」、加須市「加須うどん」などなど。気になるうどんを是非食べてみてください。

旧浦和市(現さいたま市)では「浦和うなぎまつり」が開催されているほど鰻が有名であり、現在も鰻料理屋が多くあります。埼玉県は荒川や利根川、入間川など大きな河川や沼地の多い地域なので昔から鰻料理がよく食べられており、浦和以外にも川越や久喜市周辺にも歴史のある鰻料理屋がたくさんあります。

かき氷

数々のメディアでも紹介されている人気かき氷屋「阿左美冷蔵」は皆野町にある金崎本店と長瀞町の寶登山道店(宝登山道店)の2店舗があります。明治23年に創業した天然氷の製氷業者である阿左美冷蔵のかき氷はふわふわな天然氷に和三盆の秘伝みつをはじめとした様々なトッピングで美味しく食べられます。埼玉に来るなら一度は食べて欲しい絶品かき氷です。

人気ラーメン屋(四つ葉、ぜんや、オランダ軒)

ラーメン好きな人ならお馴染みのお店かもしれませんが、他県からもわざわざ食べに来る人が多い人気ラーメン屋も埼玉県にはたくさんあります。川島町の「中華そば 四つ葉」は比内地鶏と厳選した醤油のスープが特徴な四つ葉そばと蛤の出汁が美味しい蛤そばが二大看板メニュー。塩ラーメンの名店中の名店と言えば新座市にある「ぜんや」。そして、新潟長岡生姜醤油ラーメンの人気店がさいたま市岩槻区にある「オランダ軒」です。どのお店も行列必至!

豚肉愛(秩父ホルモン、豚の味噌漬け、東松山やきとん、サイボクハム)

埼玉県は豚肉を使ったグルメが多く豚肉愛に溢れています。秩父のソウルフードと言えば豚のホルモンを使った「秩父ホルモン」や「豚の味噌漬け」が有名で、東松山市の焼きとりと言えば鶏肉ではなく豚肉のカシラが一般的で「やきとん」と言われています。また、日高市には豚のテーマパーク「サイボクハム」があり美味しい豚肉グルメが食べられるだけでなく豚肉の販売、温泉、アスレチックなど家族で1日楽しめるスポットです。

埼玉の魅力③ 埼玉県の企業

埼玉県に本社を構える魅力的な企業を業種別にピックアップして紹介します。

【精密機器】株式会社タムロン(さいたま市)

カメラ好きな人ならお馴染みのレンズ専業メーカーである株式会社タムロンはさいたま市見沼区にあります。一眼レフカメラやミラーレスカメラの交換レンズで多くの人達を魅了しているタムロンは世界で初めて高倍率ズームレンズを開発しており、高倍率望遠レンズやマクロレンズの評価が高いメーカーとして有名です。

【食料品】赤城乳業(深谷市)

年間売上4億本!!アイスキャンディーの定番「ガリガリ君」を製造・販売しているアイスクリーム専業メーカー赤城乳業は日本近代経済の父として注目されている渋沢栄一の出身地である深谷市に本社・工場があります。様々なフレーバーが話題となることの多いガリガリ君は遊び心のある赤城乳業だからこそ発売し続けられているのかもしれません。

【小売】株式会社しまむら(さいたま市)

2019~2020年のアパレル業界売上高ランキングではユニクロ(ファーストリテイリング)に次いで業界第2位となったのが埼玉県発祥の衣料品販売チェーンストア株式会社しまむら。日本全国に「しまむら」「バースデイ」「アベイル」などを展開しています。小売業ではしまむら以外にも関東を中心に躍進しているスーパーマーケット「ヤオコー」や全国30以上の都道府県に展開する外食チェーン「サイゼリヤ」も埼玉県に本社を構えています。

【化学・素材】クイック・ロック・ジャパン株式会社(川口市)

食パンの袋を留めているアレ。誰もが見たことがあり使ったことがあると思いますが、国内シェア9割以上を誇り年間約30億個の留め具(バッグ・クロージャー)を製造しているのが川口市にあるクイック・ロック・ジャパン株式会社です。国内唯一のバッグ・クロージャー製造会社。あなたの家にある食パン袋の留め具も埼玉県産かもしれませんよ。

【電気機器】株式会社ワコム(加須市)

”鯉のぼり”や”うどん”が有名な加須市に本社を構える株式会社ワコムは、液晶タブレット・ペンタブレット分野で圧倒的なシェアを誇る電子機器開発事業を行う企業です。特にペンタブレットは製造・販売シェア世界一でありワコムの独壇場と言っても過言ではありません。埼玉県のNo.1高年収企業です。

埼玉の魅力④ 埼玉県の祭り

埼玉県が誇る魅力・活気溢れる祭りを紹介します。

※2021年の開催については主催者情報を確認してください。

秩父夜祭(秩父市)

京都祇園祭、飛騨高山祭と共に日本三大曳山祭の1つとして数えられているのが秩父神社の例大祭「秩父夜祭」です。宵宮(よいみや)は毎年12月2日、大祭は毎年12月3日に開催。屋台囃子を打ち鳴らしながら街中を国重要有形民俗文化財である笠鉾2基と山車4基が曳き回る迫力満点の祭りです。

熊谷うちわ祭り(熊谷市)

「熊谷うちわ祭り」は毎年7月19日〜23日に開催される八坂神社の例大祭。疫病退散、五穀豊穣、商売繁盛の祈願が始まりで毎年のべ75万以上が訪れます。全12ヶ町の山車7台、屋台5台が勇壮なお囃子を響かせながら市内全域を練り歩き”関東一の祇園”とも称されています。

こうのす花火大会(鴻巣市)

日本では2箇所だけ!関東では唯一ギネス世界記録にも認定されたことのある”正四尺玉”の花火が見られるのが毎年10月に開催されている「こうのす花火大会」です。川幅日本一(最大幅2537m)である鴻巣市を流れる荒川の河川敷で約2万発の花火が打ち上がります。

川越まつり(川越市)

毎年10月中旬に上層に人形がのせられた絢爛豪華な山車でお囃子や踊りを披露しながら市内を曳き回る「川越まつり」で川越の街は一年で最も賑わいます。蔵造の町並みが魅力である川越の歴史ある雰囲気が祭りと一体となり、時が止まったような感覚にさせられます。

十二日まち(さいたま市)

毎年12月12日に調神社とその周辺で開催される大歳市が「十二日まち」です。浦和で一番賑わう祭りであり毎年露店が約1,000店出店し、例年15万人ほどの人出があります。調神社境内近くではかっこめ市が開催され熊手を買い求める人の賑わいはもちろんのこと、大小様々な熊手が並ぶ屋台通りは圧巻の眺めです。

「ださいたま」から「たさいたま」に!

埼玉県は”何もない”&”魅力ない”場所でしょうか?
北海道や沖縄、京都のような誰もが知る観光地やグルメ、魅力的なスポットと比較してしまうと派手さも認知度も足りないかもしれませんが「ちょっと行ってみたいな」「見てみたいな」「食べてみたいな」と思える場所やモノを見つけられたのではないですか?
最近では「ださいたま」ではなく一部では「たさい(多彩)たま」なんて言われたりもしています。
埼玉県民は埼玉の魅力を再発見し、他県民の人は埼玉県の魅力を存分に味わっていただけたら幸いです。

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